編集者からみた、原稿執筆の一工夫:1-3.漢字にする/しない、を統一する

細かいことですが、「漢字にする/しない」を統一することも編集作業としてあります。
この作業は、極論を言えば、文章の内容や理解度に影響はなく、編集としてのプロの仕事をしてるかどうか、の作業だと思っています。ただし、「教科書」や「正しい用語を伝えたい」場合は、必要な作業になります。

各出版社や媒体などで規則みたいなものがあると思いますので、原稿を外部業者が編集する場合はその規則で修正されますが、ご自身で執筆し完成させる場合は、ご自身のルールを決めて統一する、というのがよいかと思います。

「正しい表記」は考えないとすると、

  • ~してください/~して下さい
  • ~をおこなう/~を行う/~を行なう
  • ~という/~と言う
  • あらかじめ/予め

などの一般的なものから、

  • うっ血/鬱血
  • ゆうぜい/疣贅

など、医学用語の一部または全部をひらがなにするものもあります。

漢字の表記が統一されていない理由の1つとして、「入力後の変換忘れ・変換間違い」もあるかと思いますが、「統一について特に気にしていない」が一番多いのではないでしょうか。
少しずつで結構ですので、マイルールを決めて、漢字にする/しないを統一して執筆することで、見た目が統一された文章を作ることができるようになります。

医学用語の場合は、読む対象を考えて適切な方を選んで統一した方がよいと思います。医療関係者なら正式な漢字を、一般の人向けなら難しい漢字はひらがなにする、などとなります。漢字にする場合、読みが難しい漢字にはフリガナをつけるか、カッコ()で読み方をつけるかした方がよいです。

「編集 漢字 ひらく」などで検索すると、いろいろと解説ページがリンクされていますので、お時間があるときにご覧になってください。