編集者からみた、原稿執筆の一工夫:2-2.箇条書きにして見やすく・わかりやすくする

箇条書きにする(提案する)ことは、理解度を上げるためによく行う編集作業です。

通常、文章を書いていると、箇条書きにしないで文章で繋げてしまいがちだと思います。
例えば、1つ前の原稿に以下の記載があります。

箇条書きアリ Wordなどで原稿を執筆されるときは、
・Wordの機能のスタイルで見出しを選択する
・番号をつけて見出しをつける
・自身で大・中・小の3つ程度の見出しスタイルを作成し使用する
などを推奨します。

箇条書きをとると、以下のようになります。

箇条書きナシ Wordなどで原稿を執筆されるときは、Wordの機能のスタイルで見出しを選択する、番号をつけて見出しをつける、自身で大・中・小の3つ程度の見出しスタイルを作成し使用する、などを推奨します。

このような感じです。文章の内容は同じですが、箇条書きアリの方が明らかにわかりやすくなっています。
普通に文章を書く場合は箇条書きではなくても大丈夫だと思いますが、見やすく・わかりやすくしたい文章の場合は箇条書きにすると効果テキメンです。

編集作業としては、「重要なことが文章中に埋もれてて目立たない」という場合に箇条書きを提案することが多いです。執筆する際には、「重要なことなので目立ってほしい」と思われたときに、箇条書きにすることをお勧めします。
また、箇条書きにすることで、重要なことの個数がわかるという利点もあります。

箇条書きにしない場合は、「」で囲んだり番号をつけるという方法もあります。

「」で囲む Wordなどで原稿を執筆されるときは、「Wordの機能のスタイルで見出しを選択する」「番号をつけて見出しをつける」「自身で大・中・小の3つ程度の見出しスタイルを作成し使用する」などを推奨します。
番号をつける Wordなどで原稿を執筆されるときは、1)Wordの機能のスタイルで見出しを選択する、2)番号をつけて見出しをつける、3)自身で大・中・小の3つ程度の見出しスタイルを作成し使用する、などを推奨します。

こちらは、箇条書きにするほどの重要度ではない場合に「このカッコの中が重要なことですよ」などと伝える場合に有効です。編集作業としては、重要度があまり高くない場合や、ページの都合上、箇条書きにして行数を増やせない場合などに提案します。
また、どこまでが一括りなのかわかりにくい場合にも、「」や番号をつけることで対応できます。

余談ですが、トーク術の1つとして、「覚えてほしいことが3つあります。1つ目は〇〇、2つ目は・・・」と「数字」をあげてから重要なことを話す、というものがあります。
これぞまさしく文章でいう箇条書きになります。