編集者からみた、原稿執筆の一工夫:1-6.文末を「ですます」調か「である」調に統一する

文末を「~です。」「~ます。」(「ですます」調)にするか、「~である。」(「である」調)にするか、統一した方が読みやすくなります。それぞれ、イメージとして、
「ですます」調:やさしそう、親切そう、わかりやすそう、丁寧、初心者・初学者向け
「である」調:難しそう、固そう、しっかりしてそう、専門向け
などがありますので、原稿のコンセプト、読者対象などから、どちらに統一するか検討が必要です。

書籍・雑誌:専門医向けのしっかりしたものなら「である」調、初学者向け・一般向けのものなら「ですます」調など
病院ホームページ:基本は一般向けなので「ですます」調でわかりやすくする。疾患や治療の解説を、いつもの感じで「である」調でまとめていると、内容がかたくなったり、わかりにくくなることがあります。
患者配布用資料:「ですます」調でわかりやすくする。

また、全部をどちらかに統一するのではなく、一部を別の調にして変化を出す方法もあります。例えば、勉強本として「である」調で統一した文体の中に、コラムはやわらかい感じにするため「ですます」調にする、などです。講義の「である」調、休み時間の「ですます」調、のような感じです。

時折、「体言止め」を使ってメリハリをつける、ということもあります。

ちなみに、この連載は基本は「ですます」調にして、部分的に「である」調にしています。