医者も知っておくべきSEOの基本と医療機関の対策


SEO対策は重要だと言われています。しかし、勉強しようとしても、文章が専門的・長い・一般論などが多いので、ここでは、くだけて・箇条書き・医療機関に当てはめてまとめていきます。

内部構造化や外部(Googleなど)との連携など細かいテクニカル的な内容は別で説明するので、ここでは省略します。

1.SEOとは

  • SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、ざっくりと言うと、検索結果でサイト(該当ページ)がより露出されるためのWEB戦略
  • よく言われるのは「地域名 診療科」で検索し、検索上位に表示される対策をすること
  • その他に以下のものも含む
    • 良質なコンテンツを提供する(HPの内容を良くする)
    • 外部サイトからリンクされる(被リンク)
  • つまり、「内容を良くすることで閲覧される回数が増え、外部からリンクもしてもらい、結果として検索上位に表示される」ようにすること

2.SEOに必要なこと(テクニカル・外部連携以外で)

  • SEOのために必要なことは「良質なコンテンツを提供する(HPの内容を良くする)」こと
  • そのためにすることをざっくりとまとめると、
    • 読みやすいデザインにする:
      文字サイズや行間を調整して、ぎゅうぎゅうにしない。特に、モバイルで閲覧する人が増えているので、モバイルで見やすいデザインにする(在宅・地域医療や高齢者診療に関する医療機関は、モバイルでは文字を大きめ・または大きくできるようにした方が良い)
    • わかりやすい文章にする:
      患者向けの内容は、患者が読んでもわかるように平易にする・専門的内容はできるだけ避ける。患者が理解できる内容にするよう心がける(一般市民は医学用語はわからない・馴染みがないことが多いので、医者以外の目線で客観的に評価すると良い)
    • 重要視したい内容がしっかりと書く:
      読んでる人に何を伝えて、何を理解して欲しいか考えて解説に深みを増す。読んでも内容が薄いと参考にならない
      (例:ペインクリニック科で「当科では以下の神経ブロックを行います」として神経ブロック名を羅列しているだけでは、患者に伝わるものが少ない。各々の対象疾患・症状、施術、術後などの情報の追加が必要)

3.強調したい内容は1ページ作る

  • 他院との差別化を図るためには、強調したい内容(当院で力を入れていること、診療圏内ではまだあまり行われていないこと、他院よりも優位だと思っていることなど)で1ページ作ると良い
  • 利点として「地域名 診療科 該当キーワード」で検索した際に上位に表示されやすくなる。被リンクされる可能性も高まる
    (例:「名古屋 産婦人科 里帰り出産」で検索した場合、里帰り出産で1ページ作っているHPが上位に表示される)
  • 1つのテーマで1ページ作ると、「(医療機関として)そのテーマについて推している」「しっかり説明している」という印象を受ける
    (例:産婦人科で「LDR分娩」のページがあると、「このクリニックはLDRを重視してる、設備が整っている」と印象付けられる)
  • 1テーマ1ページが増えると、患者をHPによぶためのページが増え、結果としてHP全体の訪問者数が増える
  • 1テーマ1ページで作るため、内容を良くする必要がある。情報量が少なく内容が薄いと、効果は上がらない
    (例:「当院はLDR分娩を行なっております。詳しくは電話にてご相談ください」のみのようなページは、効果なし)

4.コンテンツSEOについて

  • コンテンツSEOとは「自社のサイトでユーザーの悩みや関心に合わせたコンテンツを作り継続的に発信することで、検索流入からユーザーをサイトに呼び込む施策」ということで、SEO対策の1つの考え。つまり、「検索されるキーワードをもとに、そのキーワードに関するページを作って訪問者を増やす」こと
    (例:博多の小児科医がGoogleの検索窓に「博多 小児科」と入力すると検索予測(オートコンプリート)で「博多 小児科 アレルギー」が出てくるので、小児アレルギーに関するページを作って訪問者増やそう、ということ)
  • 上記「3.強調したい内容は1ページ作る」も該当する
  • 「検索されるキーワード」からページを作る場合は、「患者が何を探して検索するのか」を考え、そのキーワードに該当するページを作る。
    キーワード選びのサイトとしては、「キーワードプランナー」や「関連キーワード取得ツール」がある(詳細省略。個人的には「関連キーワード取得ツール」がオススメ)
  • 医療機関の場合「患者が求めること」だけではなく、医療機関だから発信できる「疾患や検査・手術の解説」を充実させるということも該当する。その道のプロがしっかり解説しているページ、というものも良質なコンテンツとして評価される
  • ブログで1つのテーマについてしっかり解説する、という方法でも良い

5.モバイル対応のHPを作る

  • モバイルでの検索が増加しているということで、Google検索エンジンがWebサイトの情報を収集する方法として、「モバイルファーストインデックス(MFI)」となった(重要です!)
  • MFIとは、「今まではデスクトップ版のページを評価していたものを、今後はモバイル版を基準に評価する(モバイルファースト)」というもの。
     →つまり、モバイル版のHPがないと評価に影響がある(検索ランキングは、スマホ対応のHPが上位になりやすくなる)
  • スマホでの検索では、モバイル版のHPがより優位になる
  • 医療機関を検索する時にもスマホで検索することが増えているので、スマホ対応は必須
  • モバイル対応としては、「レスポンシブWebデザイン」「ダイナミックサービング(動的配信)」「セパレート(別々のURL)」があるが、できれば「レスポンシブWebデザイン」。状況により難しい場合は「ダイナミックサービング(動的配信)」
    • レスポンシブWebデザイン:
      デバイスに関係なく、同じURLで同じHTMLを配信。Googleが推奨。MFIへの対応不要
    • ダイナミックサービング(動的配信):
      デバイスに関係なく、同じURLで同じHTMLを表示するが、デバイスごとに最適なHTMLおよびCSSで作成されたコンテンツを表示。MFIへは、Googleが推奨する対応が必要
    • セパレート(別々のURL):
      デスクトップ版とモバイル版で別々のURLで配信。MFIへは、いろいろと対応が必要

  • モバイルでのHP使いやすさを調べるのに、「モバイルフレンドリーテスト」があるので、試してみてください