企画書関係は重要な設計図- 4 執筆要項の重要性

企画書関係は重要な設計図- 2 中核となる執筆要項」で企画を立てる段階での執筆要項の重要性を述べたが、今回は、制作をする上でも執筆要項が重要だということと、執筆要項の活用について述べる。

1.執筆要項について

執筆要項を簡単にまとめると、「このような目的で、こんな感じで書いてください」という執筆の際の決まりごとをまとめたもので、これを踏まえたうえで執筆者は執筆することになる。

その決まりごとを紙面構成として固めたうえで視覚化したものが紙面イメージとなる。紙面イメージをもとに、1原稿のページ数、文字数の再調整、文章か箇条きか、「数」に関するものの(「Point」を3つなのか5つなのかなど)再調整、などを検討し、執筆要項の修正を行い、現実的な執筆要項を完成させる。

2.制作にも執筆要項は重要

執筆の際に執筆要項は重要だが、制作の際にも重要となる。理由として主に3つある。

1)原稿修正依頼に使用

原稿が執筆要項通りの書かれていない場合、
「執筆要項にこのように書かれているので修正お願いします」
「執筆要項のこの部分についての記載がないので追加お願いします」
など、原稿の修正依頼に執筆要項の内容を使用できる。

また、執筆要項が複雑な場合は、執筆要項をもとに「校正要項」を作成し、校正要項を踏まえて修正・校正依頼ができる。

2)制作方法の検討に使用

執筆要項が固めることで原稿の形も決まるため、制作のやり方が考えやすくなる。

特に用語集や薬などの辞典、英語辞書などは普通の書籍と異なり制作に工夫が必要となるので、「執筆要項を考える・原稿の書き方を考える・制作のやり方を考える」この3つを企画検討時にしっかり固めておく必要がある。

スムーズに制作するためには正しい形の原稿が必要になり、正しい形の原稿入手のためには正しい執筆要項が必要となる。

3)校正に使用

制作時には執筆要項の内容を踏まえて原稿の校正・校閲・疑問出し(以下、校正)などを行う。よって、執筆要項があいまいだと校正もあいまいになってしまう。

上記にもあるが、執筆要項が複雑な場合は、執筆要項をもとに「校正要項」を作成し、制作担当者の再確認や執筆者への確認事項として校正要項を使用する。

 

まとめると、執筆要項は執筆依頼の時だけに使われるのではなく、制作時の校正時にも使い、執筆者への原稿修正依頼の際にも使い、校正要項作成時にも使われる、となる。