「クリニックのホームページを戦略的に作ろう!」第1回:クリニックの特徴を伝えてライバルとの差別化を図る

ホームページの目的は、集患のため、存在を知らせるため、連絡をしてもらうため、地域や関係者に情報を提供するためなどいろいろとあり、そのためにどのような情報やページを用意するかが重要になります。目的を明確にし、そのために必要な情報が何であるのかをしっかり考えて作成しないと、目的が達成されないホームページになってしまいます。

では、どのようなホームページを作ればよいのか。作成するにあたり重要なことは、「患者が知りたい情報を伝える」「患者はホームページの情報でクリニックを比較している」「来院につながるような情報を提供する」ことなどを意識し、戦略的に作成することだと思います。
「昔からの患者家族が来るのでホームページはなくても大丈夫」「ホームページを作っておけばよい」という時代は終わっています。開業するクリニックや、ホームページをリニューアルするクリニックも増えています。

ホームページを戦略的に作成するために必要なことを、いくつかまとめさせていただきます。参考にしていただけましたら幸いです。

 

1回:クリニックの特徴を伝えてライバルとの差別化を図る

ホームページを作成しているクリニックは増えていますが、ホームページを情報の発信場所・1年365日働く広告という視点で見ると、クリニックの内容が伝えきれていないと感じることが多々あります。

その1つが「特徴」を伝える、というものです。患者は医療機関のホームページを見て受診するところを決めることが多いです。患者は比較検討します。言い換えれば、医療機関は比較検討されています。よって、特徴を伝えて選んでもらう、ということが戦略的ホームページ作成の1つとなります。

例1:消化器内科

例えば、消化器内視鏡検査。

上部内視鏡ついて、「口から入れるのは辛かった」「口からでも麻酔が効いてれば苦しくないと聞いた(or苦しくなかった)」「鼻から入れる方が苦しくないと聞いた(or苦しくなかった)」など、患者は経験や知識がありますので、ホームページでは経鼻内視鏡を行っているのか、経口でも麻酔をするのか、などを調べます。よって、経鼻内視鏡や経口で麻酔を行っているなら、目立つように表示させておくと良いです。目立たない表示や、麻酔の有無の記載がないホームページがあります。

下部内視鏡については、「医師の腕前によって痛さが違うらしい」「以前やってもらった時、辛かったー」などから、医師の技量をホームページで調べます。よって、技量がわかる情報を掲載すると良いです(検査数など)。
また、「初めてなので、検査の前後で何をするのか、何に気をつければ良いのか、どのぐらい時間がかかるのか、検査後すぐ帰れるのか、などわからないことばかり」という人もいます。このような人は、ホームページで丁寧に解説している医療機関に好感を持ちます。

例2:在宅医療

在宅医療を行っているクリニックのトップページや「当院について」などに、「当院はご自宅や介護施設へ定期的に訪問し、療養生活を支援いたします。また、他医療機関と連携し、24時間365日の診療体制となっております」などが書いてあるとします。実際に行っていることでありますが、他施設でも行っている可能性が高いので、残念ですがクリニックの特徴にはなっておりません。

在宅医療を行っている医療機関の特徴の1つに、医師の専門性があります。得意なことや得意な患者を目立つ箇所に記載しつつ、専用のページを用意して解説をします。認知症を得意とするなら認知症に関する記載を増やす、循環器内科医なら循環器疾患に関する記載を増やす、リハ医なら家屋調査・改修に関する内容も記載するなどで、他施設との差別化を図ることができます。

 

「こんな患者に来て欲しい」「患者はこんな情報をホームページで探してるのだろう」という点から、ホームページの内容を検討すると、充実したホームページになると思います。