病院やクリニックのホームページでのコンバージョンを考える

病院やクリニックのホームページを調べていると、情報が少なく、開設している目的は何なのだろうと思うようなホームページを見かけることがよくあります。

「医療機関がホームページを開設する目的とは?」と考えたときに、「コンバージョンの設定」をどれだけの先生がしているのだろうと思い、今回、まとめてみました。

ホームページ制作におけるコンバージョン(CV)とは

WEBマーケティングにおいて、コンバージョン(conversion:CV)というワードはとても重要です。CVとは、

・訪問者がホームページの目標としているアクションを起こしてくれた状態

のことを言います。

一般的なホームページのCVは、

  • 商品やサービスの購入
  • お問い合わせ・ご相談
  • 資料請求・試供品・無料体験版の申込み
  • イベントへの参加申し込み
  • 採用の申込み

などが該当します。

医療機関の場合は、

  • 新規受診
  • 新規予約
  • 診療に関する問い合わせ
  • 採用に関する問い合わせ
  • 医療連携に関する問い合わせ

などでしょうか。

例えば、

  • 新規患者に最初に行うアンケートの「受診のきっかけは」に「ホームページを見て」を選んでいた:受診のCV達成
  • スマホでホームページを見た人が、ホームページの電話番号をタップして電話をして予約をした:予約のCV達成

となります。

「CV=目的」と考えても大丈夫です。つまり、「ホームページの各ページで何を目的として、その目的を達成するためにどのような情報を記載をし、必要な手段を講じ、目的を達成する」ということがCVとなります。

コンバージョンのためには、目的・情報・手段を十分に検討する必要があります。

コンバージョンを計測する

CVの計測については、以下の方法などが考えられます。

新規受診の場合

新規患者の受診の場合、最初に問診票の記載をお願いするかと思いますが、問診票の一部に「当院への受診のきっかけは」などの質問を用意しておき、「当院のHP」「病院検索サイト」「口コミ」などのチェック項目を用意します。

1ヶ月ごとに集計しておくと、情報源の推移がわかります。

電話での新規予約の場合

スマホ画面の番号タップ

番号をタップすれば電話できるようにホームページを作り、Google Analyticsで解析できるように設定し、1ヶ月ごとに集計します。新規予約以外の電話や繋がらなかった場合などもカウントされてしまいますが、目安としては使えます。

固定電話からの予約

回線に余裕があれば、新規予約用の電話番号を用意し、HPに掲載し、1ヶ月ごとに集計します。

予約フォームからの新規予約の場合

完全予約制のクリニックや、予約必須の診療の場合は、HPに予約フォームを用意し、送信した数をGoogle Analyticsで1ヶ月ごとに集計します。

各種問い合わせの場合

電話または問い合わせフォームが基本となると思いますので、それぞれの内容ごとにGoogle AnalyticsでCVの設定をします。

同じ電話番号でも、設定場所によってCVの測定を変えられますので、各ページの中に用意した電話番号をタップした数を計測することは可能です。

コンバージョンのために重要なこと

では、CVの達成数を増やすために重要なことはなんでしょうか。

それは、上述しましたが、ホームページ全体や各ページで目的やCVを明確にし、そのCVを達成させるためにどのような情報を提供すれば良いかを考え、目的を達成さえるための手段を講じたページを作成することです。

そのためには、対象者を想定し、その対象者がホームページで望む情報を考え、その情報を見た後に行動を起こしやすい仕掛けを用意する、となります。

詳細を説明すると長くなるので別の機会で説明しますが、大事なことは「院長自身が客観的にホームページを見て、『この病院に受診してみよう』と思えるか」(「受診」がCVの場合)など、「自分自身が対象者の立場になって客観的にホームページを見てみる」ということだと思います。